NHK2025年 4月からの朝ドラ「風、薫る」に虎太郎(こたろう)という青年が登場しています。
虎太郎はりんに、恋心を抱くという役柄です。
オリジナルキャラクターではありますが、大変生き生きと描かれており、主人公「りん」の人生を浮かび上がらせています。
ここでは、そんな虎太郎の、人生を通した番組での役割を解き明かしていきます。
「風、薫る」虎太郎にモデルはいる?
史実を見ると、虎太郎のモデルらしい人物は存在しません。
物語の中の、「虎太郎」は足軽の息子、主人公・一ノ瀬りん(大関和)の幼馴染という設定です。
モデルは存在しない、と言いましたが、実を言うと特定できない、と言う方が正しいです。
明治が始まったばかりの時、足軽出身の若者は「りん」一家の周りに大勢いました。
明治となり、武士の世の中が終わったので、「りん」の父はもはや、家老でも武士でもありません、一般庶民と同じような立場になりました。
しかし元々、足軽だった虎太郎のような者は、庶民との差をあまり感じていないので、これまでとは対して変わっていません。
習慣というものはそう簡単には変わらず、足軽だった彼らは、元家老のりん一家に尊敬心を持っていました。
彼らは、りん達一家に好意的であったのです。
中には、お嬢様のりんに、恋心を抱いた若者がいた、という設定も、以上の状況を考えると成り立つと私には思われます。
「風、薫る」虎太郎、その後の活躍?
その後とは、りんが結婚した後のことです。
2026年4月時点、りんは亀吉と離婚が成立して、フリーです。
では虎太郎にチャンスが?と思うのですが、2人が再婚することはないと見ています。
史実を見ると、りんのモデル・大関和は、離婚したあと、誰とも再婚していないからです。
虎太郎が「りん」に恋心を抱いているのは、ミエミエですが、最初に「りん」が嫁に行ってしまったところで、まず虎太郎の恋はひとまず、終わりを告げます。
りんはDV夫から、子供を連れて逃げますがその時の手助けを、虎太郎がします。
虎太郎は、りんが亀吉と結婚している間も、りんに想いを寄せ続けています。
それは、りんのことを「俺の姫様」と呼んでいたことからわかります。
ドラマでは、りんは、娘・環がりんの元夫・亀吉に連れ去られた時に、娘を連れ戻しに行きますが、それに力を貸したのが、虎太郎でした。
虎太郎の行動に、りんに変わらず想いを寄せていることが見えていますね。
「風、薫る」虎太郎、いいやつ!
虎太郎の、「りん」への想いは切ないのですが、それと同時に、視聴者からは「虎太郎、いいやつ〜」という投稿が、SNSに上がっています。
それはあらゆるシーンで、虎太郎がりんの力になってやっているからです。
りんの娘・環がりんの別れた夫・亀吉に連れ去られたのですが、娘を連れ戻しに故郷に戻ってきた時、虎太郎は、りんと一緒に亀吉の家に乗り込むと、提案しました。
それはりんに断られたのですが、それでもりんが、亀吉の家から出てくるの待つ間に、亀吉の手のもの達に襲われそうになるのを、1人で防いでいました。
その強さに、びっくりです。
りんが東京に戻ろうとするところで、虎太郎は突然「行くな!」と言います。
そのシーンの虎太郎が男前すぎて、視聴者の心をつかみました。
男前で、腕っぷしも強い、一途なところは、りんでなくても視聴者は、惚れ込んでしまいそうな登場人物ですね。
「風、薫る」虎太郎の結婚は?
虎太郎とりんは史実から展開を推測すると、結婚することはないはずなのです。
一方、虎太郎は、りん以外の女性と結婚する可能性はあります。
りんのモデル・大関和は、夫(ドラマでは亀吉)と別れた後、再婚はせず、生涯独身でいて、結婚をしたという記録はありません。
ドラマの場合は違う結末が用意されているかも?という期待はあるでしょうが、私としては、史実を変えないでいてもらいたいものです。
確かに、虎太郎はオリジナルキャラクターですが、あくまでもりんを、「俺のお嬢様」として生涯支え続ける、スタンスでいてほしいです。
その代わり、と言ってはですが、虎太郎には、その優しさに応えるような意味で、良い伴侶を用意されているといいな、と思っています。
「風薫る」虎太郎の、今後の流れは?
虎太郎は、東京に出て仕事につきます。
出て、製薬会社に勤める、という設定が用意されています。
その設定の一つとして、虎太郎は洋装となって、りんの前に姿を見せるとのことです。
楽しみですね。
製薬会社ということは、看護婦になるりんを意識してのことではないか、と私は見ています。
りんが、看護婦として病院で働いている、一方の虎太郎は、製薬会社社員として、病院に出入りする。
これは、虎太郎とりんの絆が、今後とも続いて行くものと思われます。
それがどういう形なのか、愛という形なのか、恋愛感情を超えた新たな支え合いの気持ちをもちある相手となるのか?
この関係に、私は注目していこうと思っています。
「風、薫る」虎太郎の母親とは?
虎太郎のお母さんは、竹内栄(たけうちさかえ)という、しっかり者の女性です。
息子・虎太郎の奥手さを見守る、と言った感じです。
虎太郎の母はもちろんのこと、父も、2人の役割や、虎太郎とりんの身分の違いを、視聴者達に知らせる存在と、私には見えます。
時代は明治に入ったとはいえ、江戸時代末期まで延々と続いた、身分という意識はそんなに簡単に消えるものではありません。
りんたちは、早々に古い制度を忘れようとする意思が見られるのに対し、
かつての足軽の人たちの方が、元の家老様一族に対し、一目置いているようなシチュエーションに書かれているように見えます。
視聴者の私たちに、古い世代(身分制度が抜けきらない)と、新しい世代(虎太郎やりん)の意識の違いを知らせようとしている役割が、虎太郎の母達に与えられている、と私は思います。
まとめ
虎太郎は足軽の息子で、主人公・りんの幼馴染のオリジナルキャラクターです。
りんに一途な恋心を抱き、「俺の姫様」と呼び続け、自分のそんな想いを大切にしています。
りんが結婚・離婚後も変わらず支え、娘の奪還にも力を貸す男前なキャラクターとして話題になっています。
史実上りんとの結婚はないとみられるが、今後は東京に出て製薬会社に勤め、看護婦となるりんと関わり続ける展開が予想されます。
私は、こんなオリジナルキャラクターこそが、りんの生きる時代を私たちに知らせてくれる、という大切な役割をする人物と思っています。

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