「豊臣兄弟」の弟・秀長の妻が慶(ちか)に決まりそうです。
慶については、こちらで書いていますが、今回は、違った慶が示されています。
しかし、「豊臣兄弟」での慶、何か秘密があります。
史実ではあまり知られていませんが、その間をうまく脚色した、慶の像がドラマでは作り上げられています。
では一体、その演出はどこから発想を得てきたものか、推測し、調べました。
「豊臣兄弟」慶、女狐と呼ばれた設定は?
「豊臣兄弟」での慶は、登場人物の男性たちがハッとするほどの美女です。
ではなぜ、そんな女性が「女狐」と言われたのか?
それは、秀吉の妻・寧々は男性を金で買って、その男性と会っている姿を目撃したことがあるからです。
「女狐」の意味は、「男をたぶらかす、妖艶で、心の裏に悪事を隠して理有女性」ということ。
では実際に、慶という女性は本当に、お金で買い、男をたぶらかす、男好きの「女狐」だったのでしょうか?
調べてみても、豊臣秀長の妻に関して、そのような史実は出てきませんが、
いくつかの伝説、他の人の設定などが、ここで使われていると、私が思ったところがあります。
- 源九郎神社(奈良県大和郡山)に伝わる、「源九郎狐」は狐の伝、(歌舞伎の「義経千本桜」の題材にもなっている)
- 宇喜多秀家の妻・豪姫が狐に憑かれた伝説。
これら二つの伝説を、脚本に生かした、可能性を感じています。
慶の出身地と言われている一つに、大和郡山の豪族の娘、という説があります。
しかし、もし安藤守就の娘だとしたら、美濃(岐阜)出身なので、大和郡山とは違ってきますが。どちらについても、慶の出身が不確かなので、両方を取りいえた、というのもありですね。
「豊臣兄弟」慶を、利家が警告?
慶は、過去に結婚していた、そう、秀吉の隣人・前田利家は言っています。
それによると、慶が秀長(小一郎)との結婚に応じたのは、秀長、織田に復讐するため、という。
というのは、当時の夫は、斎藤家の家臣で、稲葉山城の戦いで戦死した、ということでした。
慶の父・安藤守就が斎藤氏から織田信長に寝返ったことで、稲葉山城は形成不利になって負けてしまったのです。
となると、慶がお金を出してまで男を買っている、というのは、夫殺しの犯人を探すための情報収集だったのではないか、というのが私の推測です。
前田利家の、警告から、寧々と豊臣秀吉(藤吉郎)は、慶に対し警戒心を抱きました。
寧々は、この結婚を止めたほどです。
秀長の方h「すでに知っていた」と言って気にも留めないようでしたが。
ここで、前田利家は、豊臣一家を心配する、良い隣人になりつつありますね。
秀吉たちを心配したことで、ドラマで、前田利家の存在感が増してきた、と私は思いました。
これも豊臣兄弟たちとのちの、前田利家との友情を感じさせる演出でした。
慶さんは、ちょっと豊臣・前田の友情を盛り上げる手段になってしまったような気もします。
「豊臣兄弟」、慶の最初の夫は誰か?
慶の最初の夫が、どんな人だったのかは、ドラマでは語られていません。
ただ、斎藤家の家臣とだけ。
慶は稲葉山城で、討死してしまった、夫を、想っていたのでしょう。
だから、夫が戦いに負ける原因となった、敵を憎む、という行動になったのでしょう。
「豊臣兄弟」慶、織田を恨んでいた?
慶にとって、敵は、織田信長と豊臣秀吉でした。
織田信長が、稲葉山城に攻め入ってきたから、慶の夫は命を失うことになったのです。
そして、織田信長の攻撃のきっかけを作ったのが、豊臣秀吉。
それなら、織田信長や豊臣兄弟を恨むより、一番恨む相手は、父・安藤守就ではないかと、私は思うのですが。
そこはどうなっているのでしょうね?
「豊臣兄弟」慶、情報を集める?
「女狐」と言われた、慶は、男と会っていたからそう言われたのですが、ドラマを見る限り、慶は男性にデレデレするタイプに見えません。
男と会っていた、と思われるシーンでも、ツンデレを通り過ぎて、何か意図があって、男性と会っているようです。
これは、織田うや秀吉たちを恨んでいる、一つの表れかもしれません。
夫の仇を探している、
あるいは、夫を殺した相手を滅ぼそうとして、隠密(スパイ)を雇った。金銭を払うのは、その情報料?と、視聴者を妄想に誘い込みそうです。
「豊臣兄弟」慶の過去を、豊臣秀長はすでに知っていた?
豊臣秀吉と寧々は、前田利家から慶のことを聞いて、それを小一郎に伝えるのですが、その時には小一郎は、慶の過去を知っていたようです。
知っていた、とされるのは、「豊臣兄弟」では、の設定でした。
というのは、秀長と慶との結婚は、織田信長からの命令であり、信長は当然その背景をつかんでおり、事情を秀長に話しておいた。
史実では、豊臣秀長の妻は「慶」である、という確実な証拠はないのですが、秀長の結婚は、信長からのススメらしい、という推測は歴史家たちは立てています。
「豊臣兄弟」の内容をもう少し、推理してみると
- 安藤守就は、娘(慶)の嫁ぎ先を探して、信長の訴える。
- 信長は豊臣秀長(小一郎)を適任と考える。
- だから、包み隠さず、「慶」の秘密を秀長に伝える。
となります。
となると、ここでは、信長が豊臣秀長を、信頼し、自分の味方にいつまでもつけておこうと思ったからかもしれません。
「豊臣兄弟」慶と豊臣秀長の夫婦仲は?
慶と豊臣秀長の仲は、物語などから、良いものと書かれていました。
結婚にあたって、豊臣秀長の、心な中にあったのは、「直、でなければ誰でもいい」というすてばちな気持ちがあったのも一つだと思います。
主君・織田信長に勧められたことで、主君の命令には逆らうことはできない、という気落ちもあったのでしょうか?
一方の、慶の方は、豊臣秀長との結婚を決意します。
しかし、慶は「心まで、相手に差し上げて結婚するわけではない」という内容のことを告げて結婚します。
戦国時代は、主君や親の言いつけによって、若い男女がコマのように扱われ、結婚することが多いです、
確かに、豊臣秀長と慶の場合も、そのように、主君の命令による結婚でした。
将来は、豊臣秀長とその妻は、夫婦仲が良く、先に死んだ秀長のために、慶が菩提を弔っていう両巣が、残されている供養等からわかります。
「豊臣兄弟」慶は安藤守就の娘ではない?
豊臣秀長の妻が、安藤守就の娘の可能性は語られることがありました。しかし証拠不十分ですが。
この推測は、豊臣秀長の身分が上がってきて、それ相当の家臣の娘を妻とするのがふさわしい、と周囲から見られていたところから、
安藤守就の娘ならば、いいかもしれない、という観測から来るものでした。
安藤守就の娘というと、1人確実なのは、竹中半兵衛の妻になった女性です。
しかし、秀長の妻となった女性に関しては、半兵衛の妻ほどには、身分が知られていないのです。
そうなると、半兵衛の妻、豊臣秀長の妻とは、姉妹だったのか?という疑問が出てきます。
となると、慶は、安藤守就の側室の子供?あるいは、養女なのか?であることも考えられます。
戦国時代では、他家との縁組に使うため、親戚から、子供を養子にもらうことは、結構ありました。
今回の「豊臣兄弟」でも考えられます。
だから、安藤守就は、娘・慶の縁談のことでも淡々としているように見えたのもなった奥ができます。
まとめ
豊臣秀長の妻については、実のところ、はっきりと知られていないのが現実です。
だからこそ、その人物像の、推測が数おおくあるのです。
言い伝えによると、秀長と妻「慶」は、仲が良かった、と言いますが、現在の「豊臣兄弟」での慶は、敵意丸出しに見えます。
その妻が仲良く、となると、この人物はツンデレだった?と思いたく張るほどです。
しかし、のちの慶のような性格になるまで、何らかの壁を2人は乗り越えてきたのではないでしょうか?
特に、ドラマの設定、織田信長、豊臣兄弟への恨みをどう、変えていったのか。
今後の「豊臣兄弟」の見どころの一つになりそうです。

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