「光る君へ」、f4って何?どんなキャストが?身長はどのくらい?本音が見え隠れする。これからは?

2024年 大河ドラマ「光る君へ」で、4人のイケメン貴族が人気です。

f4と呼ばれています。

f4とは一体何ことを指すのでしょう?

若い時の友情は、お互いが成長し合い、大人になったときに政権を支え合う仲間へと変化していきます。

ただし、青年時代の4人は4人揃った時の言動は、若い、というか若さゆえのバカさ加減が目につきます。

それと同時に、4人にはすでに政権に対して、自分の立つべき位置を探し、それがわかりつつあるのではないかというところが伺えます。

青春時代を謳歌する4人、が今、どんな心がけでいるのか・・・出世をどう思っているのかを、見ていきましょう。

光る君へ f4とは何?

別名、イケメン4人衆です。

f4・・・F1みたいなもの?ではありません。

fがつくのは全員、藤原氏の者だからです。

つまり藤原4人衆、ですね。

文学の世界では、「藤原四卿」と呼んでいます。

この4人の公達(きんだち、上級貴族の若君たちのこと)です。

卿とは、公卿(くぎょう)のことです。公家で役職についている人を公卿と呼んでいたからです。

4人は職場も一緒で、一緒に仕事しながら、いつもつるんでいる感じです。

噂話も頻繁にしており、花山天皇と、中宮 忯子(しし、または よしこ) のことも夫婦仲がどうかとの噂話をします。

時には恋バナも?

男子の集まり、というよりちょっと女子の集団に性格が似ている感じがしますが・・・

f4の呼び名は、神尾葉子の漫画「花より男子」に登場する、四人のイケメン御曹司が由来です。

「光る君へ」の視聴者たちからは、登場する「f4タイム」が待ち遠しい、「目の眼福」。「学園ものみたい」との声が上がっています。

歴史的には、藤原斉信が一番イケメンだったかもしれません。枕草子にはモテた、という話が書かれています。

光る君へ f4のキャストたち

では、f4と呼ばれる四人組に誰がいるかといえば、

  • 藤原道長・・・柄本佑。いうまでもなく、「光る君へ」の主要人物です。これからの活躍が、視聴者の関心の的です。

 

  • 藤原斉信(ただのぶ)・・・金田哲。 藤原兼通(かねみち)の兄弟である藤原為光の息子です。兼通の息子である道長とは従兄弟です。この時父の地位は、大納言ですが後に、太政大臣になります。

花山天皇の中宮 忯子 は斉信の妹でした。

斉信は、後に清少納言と交流を持つようになります。清少納言は斉信にとって、大切な存在ということです。

 

  • 藤原公任(ふじわらきんとう)・・・町田啓太。 藤原公任は、藤原頼忠(よりただ)の息子です。頼忠の父  は、道長の祖父、師輔(もろすけ)と兄弟です。

藤原頼道と兼家は仲が悪いですが、公任は、漢詩・和歌・音楽と文化的才能に恵まれており、兼家はその才能を羨んでいます。

兼家は、自分たちの子供はそれほど才能に恵まれていないのを嘆いて、「うちの息子達は、公任の影さえも踏めぬ」とぼやきました。という話が「大鏡」に書かれています。

それを聞いた道長は、自分は公任の影ではなく、面(つら)を踏んでやる、と豪語しました。

 

  • 藤原行成(ふじわらゆきなり)・・・渡辺大知。

藤原伊尹(これただ)の孫です。伊尹と兼家は兄弟です。道長にとって、伊尹は従兄弟の息子という間柄になります。

字が上手な人物で、後に道長の元で活躍します。

光る君へ f4の身長

f4達の実際の身長が、ファン達の間で取り沙汰されています。

全員が大体180cm前後です。

柄本佑さんと、町田啓太さんが 183cm、渡辺大知さん 179cm、金田哲さんが178cm、ということです。

平安時代の男性の平均身長は、157〜161cm位だったと言われています。

とすると、「光る君へ」のf4実際の身長から考えると、現代人のf4は信じられないほどの大男、となりますね。

高身長のイケメンが、4人もドンっと立っているのは、存在感があって頼もしいですが、暗闇から、こんな高身長の男性がニョキっと出現したら、怖いかも。それはもう鬼?

ちなみに平安時代の女性の平均身長は、143〜145cmほど。

身長があまり高くないということは体格も、良い、とはいえないので、女性の十二単のフル装備はかなりしんどいのではないでしょうか?

主役 まひろにキャスティングされている吉高由里子さんの身長は157cmとプロフィールにあります。

平安女子にしては少し高めですが、大女というほどではないです。

光る君へ f4の本音?

f4たちの会話 雨夜の品定めみたい

「光る君へ」でf4の公達はよく集まって話をしています。

その様子は『源氏物語』の「箒木」(ははきぎ)に出てくる、雨夜の品定め(あまよのしなさだめ)を思わせます。

『源氏物語』の中では、雨の降る晩、光源氏や、その親友の頭中将、その他数名の公達が集まって、理想の女性像の話をする場面です。

そこでは身分の高すぎる女性は、周りのお膳立てで良い噂を流すものだから、実際に会ってみると思ったより面白くない。

身分の下すぎる女性は相手にならない。

中流階級の上あたりにいる人の娘が一番、趣があった面白い。

あるいはあまり頭の良すぎる妻をもらうと、寝物語が漢文の話ばかりで窮屈だ・・・・

なとと、公達は勝手なことを言い合います。

女性の読者にとっては聞き捨てならない、と思われることです。

これは現代人の私たちがみて、そう思うのですが、もし平安時代の女性たちが聞いても、これはちょっと・・・と引きたくなります。

f4達、女性蔑視発言?

「光る君へ」の「第7話 おかしきことこそ」の中の、f4達の会話は特に女性視聴者達は「ムカっと」きたと声が寄せられました。

と言っても、番組に対してではなく、当時の男性の考え方にですが。

「打球」というスポーツ競技会の後の、f4達の会話は・・・

まひろ(紫式部)の噂は散々なものでした。

「女としては邪魔にならないけれど、身分が低すぎる」、「地味・・」、極め付けは「あれはないな」と。

「打球」競技会にまひろと一緒に観戦しいていた、ききょう(清少納言)に対しても、「ちょっといいけれど、せいぜい遊び相手?」などと言ってくれます。

藤原斉信は、ききょうが密かに好きなのに・・・・それでも、こんなこと言ってしまうんだ・・と思うのですが。

結局、身分の高い若い貴族の願望は、「いい家の娘のところに婿に入って、女子を産み、入内させて、権力をふるう」ことです。

そのためには、結婚は愛ではない、と。

また、大貴族の娘、源倫子(みなもとのともこ)ですらも「特に美人ではない」「やぼったい」などの噂の対象となってしまうのです。

これが男性というものの本音?

それとも平安時代だからこそ出た発言?

貴族の公達も、やはり出世を夢見ていたのですね。

特に次男以下の男子は、家督を継ぐのが難しかったから、婿入りして、嫁の実家の財力で名をあげたかったのです。

光る君へ f4のこれから

2024年3月時点で、仲良しグループf4ですが、これから先、どうなるでしょうか?

藤原道長は順調に出世していきました。

藤原行成は真面目に努力をし、やがて 藤原道長の信頼を勝ち得ることができます。

藤原公任は、家柄が良かったのです。

父親は、藤原家ですが、母の身分が皇族出身です、そして芸術的才能に恵まれたことから、出世の道は早そうです。

しかし花山天皇出家事件(寛和の変)以降、は藤原兼家の息子(道長を含む)から出世の速度が鈍ってきます。

父が死んだことで、出世が遅れる原因でした。

公任も、結局は、藤原道長を支える存在となります。

藤原斉信もまた、藤原道長の信頼を得ることができて、出世しました。

斉信の娘は、道長の息子(長束)と結婚し、その婿を大切にしたことから、道長からの信頼を得ました。

藤原道長を中心とした、f4は若い時の付き合いが絆となって、藤原政権を支えたといえます。

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